親がかかっている病院のすぐ近くに調剤薬局がないため、私が代わりに自分の家の近くの調剤薬局に薬をもらいに行くことが多い。
薬局で薬を待っているとき、製薬会社などが置いていると思われるパンフレットの棚に自然に目が行くのだが、漫画だったのでつい手に取ったものが面白くかつちょっとショックだったので、ご紹介します。
タイトルは、「マンガで分かる慢性腎臓病とその治療」。おお〜こわそう〜。
超唐突に始まる異世界転生もの(*^^*)
ストーリーは、突然腎臓になってしまった主人公が、もう片方の腎臓に、普段、主(つまり自分のこと)がいかに日頃不摂生をして、自分たち腎臓が血液中の老廃物を濾過するために酷使されているかを嘆くのを聞き、自分の生活を深く反省し、二腎臓で頑張って働く(濾過したりホルモンを分泌したりする)うちに目が覚めて、元の人間に戻れるという話。
片方の腎臓は、こわいことをたくさん話していた。
不摂生な食事、不規則な生活、お酒の飲みすぎ、タバコの吸いすぎ、運動不足。これらによる腎臓機能の悪化は回復することがない。夜間尿、息切れ、倦怠感、貧血、むくみなどの症状が出たときにはすでに重症になってしまっている。
最終的には透析になる。
おお〜。こわい〜。私はタバコは吸わないし特別不摂生な生活はしていないけれど、お酒を飲むのも控えようかな…。
ここ数年、両親が目に見えて老いてきた。なるほど、自分をあれだけ押しつぶしてきた両親も老いて、私のほうが強くなるわけね。両親の老いを目の前にして、自分も確実にこうなるという厳然たる事実をようやく実感することができた。
老いのその先に必ず来る、自分がこの世界からいなくなるという事実。この事実を20代くらいで実感として持ててたら、意味もなく焦って頑張って、今頃私はバリバリのキャリアウーマン(古い)だっただろうか。あまり幸せではない気はするけれど。
とにかく、まだまだ体が動くうちにやりたいことやらないと。焦る焦る。
さて、前述のおじさんは、無事現世に戻ってきます。
そして向かうは病院。
アナタ治療する、病院もうかる、製薬会社もうかる(*^^*)みんなハッピー?!だって製薬会社のパンフレットだもーん(*^^*)