街のゴミ拾いボランティアで学んだこと

今日は、錦糸町駅でゴミ拾いボランティアに参加してきました。

昔、中国は広州市で暮らしていたことがあり、ゴミのポイ捨てがひどかったところだったので、日本はゴミ少ないよな〜とか思っていた私、さて実際のところどうだったでしょうか。初めてのゴミ拾いボランティア、レポートです!

目次

タバコのポイ捨て、多し

ブログを中心とした情報発信をともに学んでいるはぜらんさんがゴミ拾いイベントを企画してくださり、そのイベントに参加したのでした。

さて、土曜日の朝、錦糸町駅前集合。ここからゴミ拾いは始まります。

埼玉県民のわたくし。錦糸町でゴミ拾いをする日が来るとは。なんとなく不思議な気持ち。

駅前から道路を渡る歩道橋からすでにゴミ拾いは始まってますよ。こんなところに何か落ちてるかって?落ちてるんですよいっぱい。タバコの吸い殻が!!

参加者は3人でした。なので、燃えるゴミの袋、ペットボトルの袋、空き缶の袋、を一人ずつ担当して持つような感じにましたなんとなく、ゴミを拾って増えて行く過程で。

街のゴミ拾いと言えば植え込みですよね。道路の両端の植え込みにはイメージ通り色々隠れるように落ちてましたよ。

色々落ちてそうでしょ?落ちてましたよ。

こちら、植え込みの中の一株。の中に色々捨てられてる。オイ。天然のゴミ箱じゃねーぞ。

思わず口をついて出る。「見てはいけないものを見てしまった。」どこまで拾えばいいんだ?!

これ!!この何気ない飲み残しのペットボトルのゴミが衝撃だったんです!

何がかと言うと、左のオレンジジュースみたいな飲み残し、中身だけこぼそうと何気なく蓋を開けたんです。

そしたら。「ボンッ!!!!」という爆発音のようにすら感じる衝撃音とともに中の液体が吹き出したのです。

超びっくりしました。右手はその衝撃で少しの間ビリビリしてました。自分に向けていなくて良かった。

炭酸飲料かと思ったら違いました。密閉された状態で発酵したからというか、腐敗したから?

飲み残しがこんな迷惑まで生み出しているとは。全部飲めないなら、一度冷蔵庫に保管して全部飲みましょう。

イベント企画者はぜらんさんです。

ゴミを拾っていると、年配の女性から丁寧にお礼を言われました。いや〜、わざわざお礼を言っていただいてこちらもお礼を言いたい気持ちです。(実際言ったと思う、おしゃべりに夢中だったので記憶が定かでない)

この方以外には特に誰にも声はかけられませんでしたが、たぶん通り過ぎた人は気づいてたよね、ゴミ拾いしてること。この、みんなに見えてることって重要だと思います。

さて、専門が雑草という、私的にドンズバなはぜらんさん。ゴミ拾い途中から私がはぜらんさんに道路の雑草の名前を聞きまくるという若干違う会になってました。すいません。

こちら、イヌビユ。

こちら、カヤツリグサ科の何か。

さてさて、草の名前も聞きながら一通りゴミを拾い終わりました。ご覧の通り、大きな袋に燃えるゴミ、レジ袋にペットボトル、空き缶。

水分補給の休憩をしながら約1時間半歩いて、これくらいでした。

で、このゴミはどこに捨てるか問題。

なんと!参加者のお一人のご自宅のゴミを捨てるところに捨てさせてもらったのです。

ゴミを拾って回って、自分の家のゴミとして出さないといけないなんて。それしかないだろと言えばそうなんだけど、でも完全に個人の善意に頼るって、なんか複雑。市町村によっては、ボランティアのゴミ拾いという理由で特別にゴミを収集してもらえるというところもあるらしいです。

自分の家のゴミとして出すので、空き缶、ペットボトル各種ゴミを一度に出せる曜日は限られてくるそうで、そうなるとゴミ拾いの曜日も限定されてくるのだそう。

無私の精神です。頭が下がります。

ゴミの豆知識

あまりにたくさんのタバコの吸い殻が落ちてるので、思わずはぜらんさんに聞いたんです。

「タバコって紙だから土に還らないですかね。」

ところがね、タバコって紙だけでできてるわけじゃないんです。タバコの中のフィルターってプラスチックなんですって。タバコの吸い殻は結局河川や海に流れ込み、マイクロプラスチックになるのです。タバコは環境汚染の大きな原因物質だったのです。

そう、街でゴミを拾っていた大きな理由は、街のゴミは結局のところ海のマイクロプラスチックになってしまう、これをなんとかしたくて、川も見えない駅周辺で拾っていたのです。

初めてのゴミ拾いボランティアどうだったか

実は私、参加する前はゴミ拾いについて、「なんでやるんだろ」みたいな気持ちを持っていたんです。

ゴミって自然に落ちてるものではないでしょう。落ちてるのは落とすヤツがいるわけです。

無私の精神で拾っても、落とすヤツはそのまま落とし続けるんだったら世界は変わらないのでは。

でも実際に自分でやってみて、そうでもないのではと感じたんですよね。

私達は今日、やりたいからゴミ拾いをやっていたのです。もちろん自分の住む街をきれいにしたいとか、啓発をしたいとか高めの目標もあります。

が、基本はやりたいからやってたんです。拾ったところがきれいになって気持ちいいからやってたんです。

楽しくやっていたと思います。それがいいんだと思います。

今日の午前中、なんか楽しく気高いことをしていた人間が錦糸町駅周辺をウロウロしていたのです。その意志は、無関心の都市の中では本当に本当にささやかでわずかなものですが、世の中の何かが変わる芽になる可能性があるかもしれないと思いました。

海洋プラスチック問題は待ったなしだし、どんなに小さな火でもともし続ける限りその火はなにかに続くと思います。

また拾ってみようと思います。

ゴミ拾いなど、いろいろなイベントを企画しているはぜらんさんのブログはこちら。

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