存在理由の分からない雨水トラップ

パート先で6月になるとゲジゲジが発生する。

私は昆虫の中でGは宿敵であり、出会ってしまえばその息の根を止めるまで戦いをやめぬ覚悟でいるが、その他の昆虫はわりとどうでもいい。なので、ゲジゲジがいてもそんなに気にならない。靴履いてるし。

しかし、嫌な人は耐えられないようだ。まあ確かに嫌だよね。

というわけで最近、ゲジゲジ発生源を探して建物の周りをグルグル回っている。

で、発生源の可能性の高いところ発見。

建物の周りのアスファルトの地面に5個ある、直径30センチ弱の蓋を開けると、深さ30センチ強の穴。横から管が少し出ていて、管から水が流れて来そうだが、そこから側溝とか別のどこかに流れていけそうなもう一つの管はない。

そして底には、長年の年月で溜まった感じのする、きったなそ〜なドロ。

チョリチョリ〜と見える細いヤツ、ゲジゲジじゃん。発生源ここかい。

本当は発生源の本命として、クーラーの室外機の後ろに溜まりに溜まった落ち葉に目星をつけていて、そこを片付ければ解決と思っていたのだが、これもなんとかせねばならぬようだ。

しかし、どうやって。だいたいこの穴なに?

自分で掘って泥を取ることもできそうだが、掘ってうにょうにょしたあんなのやこんなのが腕を登ってきたりするとぞっとするので、市の下水道担当課に紹介してもらった業者さんに来てもらい、見てもらった。

業者さんによると、この穴は雨樋から雨水が流れてくるこの管が出てくる穴で、雨が降ると屋根からの水はこの穴に集まってくるが、穴からまたどこかに流れることはなく、ここから地面に浸透していくことになるのだそう。

私「じゃ、この泥はこんなふうになっていていいんですか?」

業者さん「いえ、これは何年も時間をかけてたまってきた泥です。この下に元々の地面があるはずです」

地面に浸透すると言っても、すぐにではなく、しばらく溜まった状態になるらしい。業者さんには、蓋を格子状のものにしてきちんと固定してしまえば、蓋が外れたりしないからおすすめです、と言われた。確かにこの穴の蓋は見るたびに大概はずれていたのだが、水が流れてくると地面に浸透する以外行き場がないから、圧力で蓋を持ち上げてしまうのだそう。

しかし、蓋が自力で開けられない状態になってしまうと、掃除できなくなってしまうからまた泥がたまりにたまったとき困るのではないだろうか。

と思ったので蓋は変えずにそのままで、業者さんにはこの20年かけて溜まりに溜まった泥を掃除してもらうことにした。ゲジゲジだけじゃなくて、カナブンとかダンゴムシとかのお住いでもありそうだったので。1度プロにリセットしてもらって、今後は自力でちゃんと掃除しようかな、ということで。

業者さんはあっという間に泥を取ってくれた。どうやったかというと、バールでグリグリ〜とかき混ぜて少し泥を柔らかくして、手で取る!シャベルだと穴の直径よりも柄が長いので横にすることができないから。

2個の穴で、こんなにドロ。

たくさんトラックに積んで、持って行ってくれました。作業早い!

穴の周りを業者さんがちょっと水で洗ったので、泥を取り除いた穴に水が溜まったのだが、確かにすぐには浸透しないような感じだった。

業者さんによると、穴の底は砂利などにして水が浸透しやすく施工したほうがよいが、一般的な建物ではそこまで施工してないところも結構あるそう。

行き場のない水を貯めてどーすんの。地面の下になんか隠さないで、屋根の雨水なんかいっそ地面にじゃあじゃあ流してしまったほうがいいじゃないの。

と、その存在理由がいまいち分からない穴を見て、「適当な施工しやがって〜」と建物を立てた大工さんをちょっと恨めしく思った。

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