5月の17、18日と一泊二日で竹細工集中講座の第2回目に参加してきました。
第1回はこちら。
第1回は参加できた興奮で浮かれて変なテンションでしたが、第1回で様子が分かり、今回は本題の竹に集中することができたと思います!
竹箸作り
まずは、竹を使ってお箸づくりに挑戦しました。えんぴつけずりみたいな感じでした。竹割包丁をうまく使って、自分が使う分にはまったく問題ないクオリティー。作り方覚えた。今後も、森林整備ボランティアで竹を入手することはできると思うので、お箸を自分で自給することができそう。うれしいです。
ひたすらひご作り
お箸づくりのあとは、ひたすらひごを作りました。前回の復習ということで、竹を割って、割ったものを剥いでひごにすることころまで、先生がもう一度おさらいしてくれてから、自分でたくさん作りました。自主練もしたし、4月に初めて作った頃に比べればよほどサマになってはいますが、分厚く均等な厚さでないひごがいっぱいできた。とにかく剥げればいいんでしょという感じでそれっぽくなったもので満足していましたが、これが後に影響します。
なんとかそれっぽいひごが取れたあとは、写真のように幅を揃えるための幅取り、ということをしました。
台にカッターの替刃を2本刺して、その間にひごを通すと余計な部分は切れるという仕組み。最初に、刃をヤスリでけずってほんの少し曲げたりする調整が必要なのですが、ひごをどうしたいからどちらの刃をどう曲げるのか、全く理解できなくてひとりぽかんとしてました。
でも分からないなりに隣の人のをカンニングしたり、めちゃくちゃに手を動かしてみたりしているうちに、なんとなく分かるもので、何事も教えてもらいながらみんなでやるのは、一人でやるより何倍も効率がよいです。
編んでみる
合宿2日目、編みを教えてもらいました。とうとうカゴになるの?と思うとワクワクしましたが、意外に全然楽しくないことが判明。なぜなら自分が作ったひごが分厚くて、なかなか均等に編めないのです。本来編んでいるうちに小さくきれいな正六角形がたくさんできてくるのですが、ここで六角形を作ると、あっちの六角形が崩れ、みたいな感じで、編むのではなく、つじつま合わせをしていたような…?
「ひご取り3年」という言葉があるそうです。ひごを作るところがいかに重要か、分かりました。
でも、たくさん練習すれば、もっと上手になってなんとかなるんじゃないかなという気はします。
先生が、竹細工は自転車に乗るようなもの、と言っていました。やればやるだけ上手になるし、覚えたら絶対忘れない。実際にやってみると、僭越ながらそうかもって思います。復習動画もあるし、自分でたくさん練習したいです。タワマン暮らしだけど、竹はなんとか入手するぞー。
今回は独特な篠竹という種類を使っていますが、夢はやはり、孟宗竹で竹細工。
自然と動物と音楽と
開催地であり、泊めていただいた場所でもあるところは、今回も非常に美しかったです。外敵のいない平和な庭で、烏骨鶏たちはぼんやりしたり草を食べたり。先生の自作竹オカリナの音色が響く。
前回も思いましたが、こんな美しい場所をたくさんの人が集まれる場所にしてくれるってすごいな〜と思いました。ここでは色々な人が自分の家のように過ごしたり、使ったら片付けたり、してるんです。自分だけの静かな場所も良いけれど、沢山の人に開放して、みんなでその場所での体験を共有できるほうがどれだけ得難く楽しいことなのか、ということを知りました。
竹細工のことがなければこの場所を知ることができなかったので、緊張しながらもエイヤっと決意して申し込んで本当によかったなあと思います。
この場所での体験を私にもシェアしてくださった主催者の方に、感謝、感謝です。
開催地であり、泊めていただいたところは、こちらです。
さて、次回6月が最後の講座です。自主練がんばるぞ。