県庁所在地さいたま市、大都市さいたま市でも本格的な里山があるのです。場所は、桜区の塚本郷。今回はこちらで田植え体験のお手伝いをしてきました。こちらのすぐ近くの田んぼでは一般の方の田植え体験の募集もあります。
田植え体験のお手伝い
田植えの日は暑い日を想像していましたが、予想外に北風でむしろ寒い。
こちらが今回の田植えする田んぼ。1面1.1反の田んぼが2面あります。
今回は、こちらを県内の会社が新人研修で田植え体験をされました。
50人以上でご参加くださったので、こうしてみんなで1列に田んぼの中に並んでいっせいに田植えをしていきます。1列終わると、1歩下がってまた1列と植えていきます。
苗はここから2、3本根っこごと取って植えていきます。
みんながいっせいにまっすぐ植えるために、こんなふうにします。紐を田んぼの端と端で持つのです。私は手前側で持ってます。紐には30センチごとに赤い印がついています。植える方々はその印の手前に植えることで、株間30センチで植えることができるというわけ。
この田んぼは無農薬で育てるので、除草が必要になってくるそう。除草の機械をいれるためにはまっすぐに生えていることが重要なのだそうです。
実はこの時20度ありませんでした。午前中は曇っていて風もあり、かなり寒い。なのにみなさん裸足で半袖の方もいる。その姿を見ているだけでもなんだか寒くなるけれど、みんな元気に和気あいあいと田植えされています。
若い方が多いからでしょうか。さすが若さ!
里山の草花がたくさん
5月。植物もモサモサ生えてきています。この場所はさいたま市の主要駅から近いにも関わらずかなり広範囲の里山なので、街では見られない植物がたくさんありました。
ノイバラ。バラの原種らしい。
ノビルのネギぼうし。
スイカズラ。花がとてもいい香り。
カキドオシ。
スイバ。茎を吸うとすっぱかったです。
みんなで一気に田植え完了
午前中に1面の田植えが完了。
お昼休憩はテントの下で。このあたりで太陽が出てきてくれて、爽やかな空気と鮮やかな青空、若い人たちの楽しそうな声、とっても気持ちがいいです。
みなさんテキパキと作業をこなしていたので、午後も一気に作業が進み、予定の時間よりもずいぶん早くもう1面の田植えも完了しました。
この後は、除草をしながら稲刈りまで管理していくそうです。田んぼにはまだ生き物はアメンボとクモくらいしかいませんでしたが、水生昆虫やそれを狙って来るカエルなど、今後生き物が増えてくるそうです。
これからの変化が楽しみです。
オマケ。レンタルトイレがやってきた
実はこの場所にはトイレがなかったのですが、1日作業でトイレは確かに必要。
レンタルトイレがやってくるのを初めて見ました。こんなふうにトラックで運ばれてくるのですね。このトイレ、見た目よりも意外に軽いようで、作業員の方が2、3人で動かしていました。
でも、使用済みで回収に来たときは、中身がはいって重くなるんじゃ?って思いません?
翌日教えてもらったのですが、まずは汲取車が汲み取ったあとで、元のように軽くなったトイレをトラックが回収していったそうです。
なるほどー。確かに中身入りを動かすの、怖いかも。