ちょい不便生活が始まって4日目になる。それは
ドライヤーのない毎日。
明後日から長女(高2)が修学旅行に行くのだが、旅行の荷物が4日前に宅急便で集荷された。その中に我が家のドライヤーが入っている。我が家のドライヤーは奈良に行ってしまった。泊まる宿にドライヤーがないらしい。
長女は、集荷後に家でドライヤーがないのと、自分でドライヤーを持っていく煩わしさでは、家でドライヤーがないほうがましと判断したようだ。
さて、私はこんなブログを書き農的暮らしや自給自足を目指しているので、オフグリッドのことも少しだけ学んだ。ので、ドライヤーを使っていることに多少罪悪感を持っている。
熱を発するために電気を使うのは、電気の使い方としては効率が悪いらしい。
こちらの本で学びました。
こちらの本でも。
まあ確かに。発電所で燃料を燃やして熱を発して電気を作って、その電気でまた熱を作るんだったら、最初から自分で燃料燃やして熱を作れよって話ですよね。
暖房や給湯の燃料には薪や、薪が無理ならガスのほうがいいよという話はすぐ理解できたが、ドライヤーも熱を発する家電と言われれば確かに反論の余地はない。そしてドライヤーは小さいくせに消費電力が大きい。熱を作らないといけないからだろう。
かと言ってガス式ドライヤーって、ネットで検索しても出てこない。顔の至近距離にガスがあるって、なんか怖いし。ということは残るは、ドライヤーなんて使わなくていいじゃん、ということ。
今回強制的にドライヤーがなくなるので、どんな風に感じるか良い機会だなと思い、長女にはどうぞどうぞ持ってってくださいと答えた。
それで、風呂上がりの濡れた髪にドライヤーがない4日間。
まあ慣れればそうでもないのかもしれないけれど、ちょっと気持ち悪い。
髪を乾かしたいというよりは、地肌を乾かしたいんですよね。タオルで拭いて乾かせばいいんだけど、ドライヤーでギュッと乾かしたほうが気分がいい。髪の毛もタオル&自然乾燥だと、ボワーンとして、なんならすでにハネている。
ドライヤーがない時代はどうしていたのだろう。というか、子供の頃はドライヤーなんかむしろ嫌いだった。
でも、なんと言って自分を説得しようとも、やっぱりドライヤーで短時間に髪と地肌に熱を加えることを他の何かで代替することはすぐには難しい。そしてそのドライヤーの動力を電力以外で代替することもやはり難しいと考えてしまう。たとえ電気で熱を作る効率の悪い家電だとしても。
顔の近くで熱を発するためには、電気による制御性がないと安心できない。
というわけで、オフグリッドに憧れていても、ドライヤーは手放せない、という自分の中の結論に至りました。