竹細工を介して知り合った方が招待してくれたので、東京都檜原村に行ってきました。
檜原村は、島しょ部を除いた本州にある東京都唯一の村。隣は山梨県。急峻な山々が連なる景色の美しい村。東京にもこんな奥深い里山があるのか、とびっくり。
村には鉄道の駅はなく、隣のあきる野市にある武蔵五日市駅という駅に迎えに来てもらって車で40分、泊めてもらうところは、山をけっこう登った先にある元廃校になった小学校。
こちらの建物の庭で、竹細工の自主練をしてきました。
まずは竹を切り出す。
久しぶりに孟宗竹から竹箸作った。菜箸にします。
一緒に練習に参加した方は、竹細工をやったことのない人もいたので、私が竹の割り方やひごの取り方を教えてあげたりなんかする場面もあり、わ、私もやり始めたばかりで全然教えられるレベルじゃないんだけど…と申し訳ない気持ちになりながら一応知ってることを伝えた。
お昼ごはんは、野菜盛りだくさんの手作り弁当。
お弁当を食べた部屋には超すてきな本棚が。元小学校なので図書室にあった教科書など、かなり古い本を並べてあった。本棚の板は、小学校の柱を材料にして作ってあるんだって。
夕飯は外で。みんなで野菜を切ったり、火を起こしたり、焚き火を囲んで、ごちそうを食べながら、楽しくおしゃべり。
ちなみにカレーのご飯は、昼間切った竹の中にお米を入れて、焚き火で炊いた竹ご飯。うまし。
泊めてもらったお部屋は、元小学校なので教室!ひろーい教室に贅沢にも一人で使わせてもらった。シュラフというもので初めて寝ました。何もかも新鮮。
翌日も、私はひご取りの練習をした。他の参加者は思い思いに竹で水筒を作ってみたり、ひごを編んでみたり。
他の参加者の方は、地域おこし協力隊の方や檜原村に移住してきた方、檜原村が好きで何年も通っていて地元の人のようになっている方、などなどいろいろな職業や経歴の方がいてとても興味深く話をさせてもらった。
東京都とは思えない山と森に囲まれた奥深い里山の檜原村、とはいえ都心から2時間足らずで行けるし相対的にはアクセスの良い村なので、移住希望者も多いそうなのだけど、そういう人たちに適した住居がなかなかないので、移住もなかなか進まないとのこと。そういう話って他の市町村でも聞いたことあるけど、移住したい人と来てほしい市町村のマッチングって難しいところがあるのだなあ。
現役で働いている脱穀の機械。
この傾斜を登った先にある集落の高齢者の方のために作られたトロッコ。観光でもなく遊園地でもなく、日常の移動手段としてのトロッコを見て感動。(今は使ってないらしい)
5,60年前までは都市への交通手段がなかったので、村の中だけでほぼ自給自足のような暮らしをしていたのだそう。なので、自給自足のためのいろいろなものが今も村には残っている。沢の水を取水する仕組みや、山の斜面で様々な作物を栽培する暮らしの知恵などなど。
普通に観光で行ったら絶対に知ることができないような、興味深い話をたくさん聞くことができて、小学校に泊まるという体験もできて、とても貴重なディープ檜原村体験をすることができました。
呼んだくれたお友達、どうもありがとうございました!
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