上の子(高2)が悩んでいる。学校では、進路を決めてさっさと受験勉強を始めるようにと、日に日にプレッシャーをかけられている模様。
希望の大学第1希望から第5希望まで、学科まで書かせられるんだって。気の毒に。
大学名もろくに知らない状況でとりあえず書いている表向きの進路希望に心が耐えられなくなったのか、お酒を飲んでもいないのにくだを巻き始めた上の子。
ほんとはこの分野に行きたいんじゃない。
ほほう。では何がやりたいの。
聞くと出てきたのが以下のこと。
ぬいぐるみ工場の工場長
小さいキネマの館長
今治タオルの営業
毛布を作る
カナダをアメリカにする
チリの最北端と最南端の物流を活発化させる
シュメール人と海の民の民族系統を突き止める
オーストラリアの小さい農場で羊と暮らす
ナイジェリアの国境で働く
プラネタリウムで働く
原っぱの真ん中などにある大きな天文施設で夜中に星を見ながら記録する
ルーブル美術館の職員
考古学者
猫と暮らす
おさるのジョージみたいな暮らしをする
カジノのオーナー
カンボジアで象を操る
献血をして暮らす
夫は、これらをどうにか仕事につなげられないか真面目に考えていたけれど、そういうことじゃないんだよねえ。やりたいことをやりたいまんま受け止められる、社会であればどんなにか良いのに。
大学は大卒という資格をもらいに行くところだよ、と身も蓋もなく告げる私には、ただただ娘の言うやりたいことを書き留めるくらいしかできない。
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