中国茶の相当ざっくり分類

昔から中国茶が大好きでした。日本の緑茶もおいしいけれど、烏龍茶(サ○○○ーのじゃなくてちゃんと茶葉を淹れたやつ)のよい香りと熱いのにすっきりとしたのどごしは、いつも新鮮な喜びを与えてくれます。

でも若い頃中国や台湾を旅行したとき、日本でも中国茶を多少取り揃えているお店で買うとき、いつも少し困っていました。中国茶がほしいのだけど、何買っていいのか分からない。

ロンジン茶、テッカンノン、烏龍茶、プーアル茶、ジャスミン茶…凍頂烏龍茶なんていうのもある。なんで烏龍茶に「凍頂」がついてるんだろう。烏龍茶と何が違うの?中国のお茶屋さんで「何茶が好きなの?」と聞かれても、なんか香り高いすっきりしたあれが飲みたいんだけど、なんて答えてよいかずっとわかりませんでした。
 そんななか、2013年から中国広州市で生活する機会があって、超ざっくりですが、少しだけ分かるようになりました!

 中国茶には6つの分類があります。緑茶、黄茶、白茶、青茶、紅茶、黒茶。茶葉の色と発酵度によってそう分類されてるらしい。緑茶は無発酵、青茶は半発酵、紅茶は全発酵、黒茶は後発酵。(黃と白は忘れました)。後発酵って何よ、とか言い出すと話が終わらないのでまあそういうことだと思って話を進めましょう。

黄茶と白茶は日本ではあまり見ませんね。黄茶は緑茶の仲間で、中国でもわりとすたれてしまったと思います、確か。白茶は古い茶葉は薬にもなって、大変高価なものも多いです。寿眉(ショウメイ)という茶葉が有名。

で、日本でも聞いたことのある割とポピュラーな種類として、

ロンジン茶(龍井茶)は緑茶です。ジャスミン茶もジャスミンの香りを混ぜている加工茶ですが、緑茶の分類になります。

紅茶は、日本でも普通に飲むイギリス由来(産地はインドなのかな?)のとは中国の紅茶はまた味わいが違います。少し甘い感じがあって好き(もちろん砂糖ははいってません)。祁門紅茶とかわりと有名かな。

黒茶はプーアル茶。ちなみに広州で中国人にプーアル茶はダイエットに効果があるよねと言ったら、「日本人てみんなそう言うよね?なんで?」と聞かれました。中国ではあんまりダイエットがどうとか認識されていない模様。

で、青茶がみんな大好き烏龍茶のことだったのでーす。鉄観音は福建省が産地の烏龍茶です。烏龍茶の産地は福建省、広東省、台湾が有名です。凍頂烏龍茶は台湾の茶葉だったのです。私が住んでいた広州では広東省が産地の単叢(ダンツォン)という茶葉がおいしかったです。福建省の武夷山という山で取れる武夷岩茶というのも烏龍茶です。佛手(フォウショウ)というのが有名です。

さて、私が理解したこの超雑な分類により、自分は烏龍茶が好きなのだ、ということが分かりました。いつかまた中国茶のお店で聞かれることがあったら、堂々とこう答えます。「烏龍茶が好きです!」

以上の超ざっくり情報は、中国茶のお店でお茶を購入するときに店員さんと同じ土俵で交渉する一助となるかもしれないというだけの極めて用途の限定された知識ですので、細かいところで間違っていたら謝ります、が責任は負いません笑
ちなみに、バ○ミ○ンのドリンクバーで茶葉を選ぶときも使えるかも。

部分的に理解した中国で買ってきたお茶の本

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