北浦和で映画「発酵する民」の自主上映会があった。映画の名前だけは知っていたけれど、超近所でこのような映画がやるというのは、埼玉では珍しい。
最近、房総竹部というところの竹細工合宿集中講座というのに参加したのだけれど、そこで竹細工を教えてくれた方が「鎌倉は人がすごい」と言っていて、ちょうどそんなとき近所でこの映画がやると知り、「そういえばこの映画の舞台は鎌倉ではなかったか」と思い出し、鎌倉がどうすごいのか見たくなって、映画に行ってきた。
確かに鎌倉の人はすごかった。反原発や発酵のことを歌った盆踊りをみんなで歌ったり踊ったり、様々なユニークなことを地域の人としていた。女性たちが中心となっていたが、ひとりひとりがみな独特で、寛容で、狭い地域にこんなに多くの個性のある人が集まって協力してる地域って、確かにすごいし、奇跡だなと思った。
反原発と聞くと政治的なイメージが強いと思うけれど、映画に出てくる人々は全然そんな感じではなく、思い思いに歌い踊る姿が映像としてきれいだった。
これから社会を変えるのは、このやり方なんだな、と改めて思った。
目覚めろとか取り戻せとか、強い言葉で大きな権力と戦っても、今までに築き上げられた社会の仕組みはあまりに強大だし、何十年か前にそうやって失敗した歴史が世界にはたくさんある。
確かにそういう正攻法のやり方も大切だとも思う。デモとか、ストとか。
でも、一気に世界を変えようとすると良くないことも引き起こす。良かれと思ったことが誰かにとっての暴力になる。
そうではなくて、自分のやりたいことをやりたいようにやること。ありのままの自分に戻って、自分を生きること。自分から始めないとだめなんだ。
上映会では、さいたまの有機野菜や発酵食品なども販売されていて、販売している方のインスタを教えてもらった。
マルシェに出店されていると聞いた。
今度、必ず行ってみよう。私も一応それなりの年齢になったし、世の中が良くなるように努力したい気持ちはある。だから、私は私の思いついたことを一つ一つやってみる。そのために必ず行ってみよう。