家族も見捨てる切れない包丁
我が家の包丁、いったいいつから使っているのかも分からないくらいもうずっと前から使っているのだが、ずっと切れなかった。魚もトマトもソーセージもきれいに切れない。
夫はとうとう耐えきれなくなり、ある日セラミック包丁を買ってきた。
セラミック包丁ってどう思います?確かにスパスパ切れるけれど、華奢。まな板をたたく感じが普通の包丁と全然違って力を入れ過ぎたらすぐかけそうで、力の入れ具合に気を使ってしまう。でもちょっと加減を間違って爪の上に包丁が触れたら、とても鋭利なのであっさり爪が切れた。指でなくてよかった。
というわけで、セラミック包丁にお株を奪われてはなりません、先日小刀の研ぎ方を教えてもらう機会があったし、自分でもやってみよう。
包丁研いでみた
ネットなどでやり方を見てもいまいち分からなかった包丁研ぎ。小刀の研ぎ方と基本は同じのようなので、試しに我が家の包丁も研いでみた。
包丁をこのように刃を上にして、光に向けてみると、刃こぼれしてなければ刃はとんがっているから光は反射しないけど、刃こぼれしているとそこが周りに比べて平面のようになってしまうので、光が反射して白く見える。
なので、白く見える部分が研ぐべき部分。白いところを研いでとんがらせる。
で、砥石に水をかけて研ぐのだが、砥石に付属している説明書なんかでは10円玉が下に何枚はいる角度で研ぐ、とかあるけど、そういう説明がまたよく分からなかった。教えてもらったのは、今ある刃のとんがりがあるけど、その角度に沿って研ぐ。
どこまで研ぐか。裏にバリができるまで。なかなかバリはできない。結構力を入れてしばらく研がないとバリはできない。
バリができたら、包丁を裏にして、バリを削って片側は終わり。もう一度光に向けてみて、白くなっている部分がなくなっていたらOK。
さらに、この包丁は両刃なので、裏側も同じように刃を尖らせます。
今までネットとかで研ぎ方見ただけではいまいちちゃんと研げた実感がなかったのだけれど、実際に教えてもらった後研いだら、セラミック包丁ほどではないけれどかなりスパスパ切れるようになって、自分でもびっくりしてしまった。
私的にコツは、実際に知っている人にやって見せてもらうこと。そしてそのとおりにやってみて、自分がやったものをこれでよいかどうか見てもらうこと。
自分がやったものを見てもらう機会はなかなかないかもしれませんが、1度でもその経験があると、どんどん自分で研いでいこうって思えると思うんですよね。
包丁研ぎのような道具の手入れって、お金をかけて新しいものを買ったり、人に頼んだりしないでも、自分でできることのひとつですよね。これって、自分で直せないかな?ひとつひとつ見直して、考えてみる。その過程自体が楽しいし、自分のためにやることですから、見た目やレベルも自分がオーケーなら問題なし。それって、自給自足の第一歩です。
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