やってしまった。自分用に食べようとして、家族の白米を炊くので、なかなか炊くことができなくてそのままになってしまっていた無農薬の玄米。
大量のコクゾウムシ。
実は、私が外出中に子供に水に浸しておくのをお願いしたので、この大量の虫の第一発見者は子供だった。姉と弟の二人だけだった時に、この虫さんたちの封印を解いてしまった。子どもたちは恐怖の中、四方八方に歩いてゆく虫さんたちをとにかく必死で退治して、米もティッシュも虫も何もかもゴミ袋に封印した。(なんつー仕事をお願いしてるのだこの親は)
子どもたちに平謝りした後、さてこのお米どうしよう。子供は当然のように「捨てて!!」と言うが、それは申し訳無さすぎる。お友達によると、陽に当てればすぐにいなくなるとのこと。
翌朝、ゴミ袋に封印されていた米&虫さんをベランダで琺瑯容器に出してみた。
一晩たっても虫さんは全然生きていて、あっという間に琺瑯容器の壁を上って、ベランダにポトポトと落ちて行って、わ〜〜〜と四方八方に歩いてゆく。つぶしてもつぶしてもきりがない。
…うーむ、どうしよう。これが普通に地上の庭なら、歩いて逃げてゆくのをほっておくのだけど、ここ、15階のベランダだし。このままほっといても多分そのうち虫さんたち死んじゃうのだろうけど、2メートル先は隣の家のベランダという環境で、みすみす大量の虫を放ってよいのだろうか。
しばらく考えて、米&虫をもう一度ゴミ袋に戻し、しっかり口を結んでなるべく平たくして灼熱のベランダに置いた。熱死作戦。
ちなみに分かりにくいけれど、写真左は辞書二冊使って重しにしている。ゴミ袋の口を結んだだけだと、時間が経つと結び目から出てきてしまうということが昨晩ゴミ袋に入れたまま置いておいて分かった。朝になると数匹床を歩いていた。どうやって結び目を通るのだろう?!
午前中にゴミ袋をベランダに置いて、夕方に回収。あんなに元気だった虫さんたちはほとんど動かなくなっていた。
次はよーく洗った。水に浮かぶ米は虫に食べられてるから捨てたほうがいいとネットに書いてあったので、浮かぶ虫の死骸と浮かぶ米は捨てる。あと何かコナコナしたものも。虫が食い散らかしたカスだろうか。
よーく洗って、水が透明になったので、よしとする。
虫の死骸とか、フンとか、卵とか、できたら食べたくないので、よく洗う。洗いながら、コオロギなんか食べさせられてたまるかとか言ってSNSで怒ってる人を思い出す。
1日直射日光にさらしてしまい、洗った後は浮かんだ米を捨てたので分量が分からなくなり水加減も適当だったので、どんなふうになるかと思ったけど、食べてみたら全然美味しかった。
浮かんだ米は捨てざるを得なかったけど、大部分は捨てずに済んだ。5合強はあったけど2つの鍋で全部炊いて小分けにして冷凍した。
次は本当に気をつけよう。
虫がどこでどのように発生するのか、なんとなくでも分かっていれば怖い気持ちもなくなって、むしろ生態系のバランスを取ってくれているありがたい存在だと思うようになります。
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