4月から月に数回のペースで通ってきた、埼玉県花と緑の振興センターでの園芸の研修。残すところ今日を入れてあと2回のみ。ラス2の今日は、落葉樹の剪定の実習でした。
フジの剪定
まずは、フジの剪定。ぐるぐるとツルが伸びて、混んでいるのをすいていきます。
ツルは徒長枝の一種で、花芽はつかないのだそう。ツルはビシバシと切ります。花芽は短枝につくので、剪定する枝の基部から3芽くらいを残して切っていきます。
短枝とは。この枝で言うと、下の方に2本伸びている部分。花芽はこういうところにつくので、右のほうに伸びている部分は3芽くらい残して切ります。
高い脚立の上の方までのぼって、フジ棚の枠から頭を出します。
最初、高くて怖いし、ツルがごちゃごちゃだし、花芽と葉芽の区別もつかないしで、いったいどこをどう切ってよいかわかりませんでしたが、それでも分からないなりに切っていくと、だんだんすっきりしてきて、「あ、ここ切ればバランスよくなるかも」と、なんとなく手が動くから不思議です。
みんなで切って、気がつけばツルもすっきりしました。
たくさん切り落としました。
ムクゲの剪定
さて次はムクゲの剪定。
この、うわーっと上に向かって伸びているやや細い枝、全部去年の春から伸びた枝なのですって。すごい勢い。
これも、すいていきながら、残したい枝は5芽くらい残して剪定します。
先生にアドバイスをもらいながら、私が剪定しました。だいぶすっきりしたでしょ?
その他、サルスベリも剪定しました。
最初、細ーい枝がワシャワシャ生えていたのですが、すっきりしました。
切っちゃいけないところ切っていたらどうしよう…と思いましたが、フジもムクゲもサルスベリもけっこう強いらしくたくさん切っても大丈夫だよ!と先生が言ってくれたので、どの木も思い切って行きました。
こちらは、先生が2週間ほど前に切ったしだれ梅。下に垂れる短枝に花芽がつくようにうまーく剪定しています。樹形もきれい。上の方は、はしごから木の幹に登ってひょひょいと切ってしまうのだそう。
さすが先生。
自分が剪定した木が、春が来て花が咲く頃にどうなるか、楽しみです。