今日は、埼玉県花と緑の振興センターで園芸ボランティアの研修でした。
4月から始まったこの研修も早12回。今日は、四つ目垣を作りました。
四つ目垣って?!というところから知りませんでしたが、竹を縦横に組んでシュロ縄で結び庭の仕切りなどに使う手軽に作ることができる竹垣だそうです。手軽と言っても、作れる人見たことありませんが。
さて、ここに作っていきまーす。
ここを、草をむしったりクワで整地したりします。
材料その1。丸太。元々は右上のように普通の色だったのを、バーナーで燃やして真ん中の丸太のように黒焦げにします。竹垣の端の柱に使う際に腐るのを防止するため。
材料その2。真竹。これを切って使っていきます。
図面に従って、地面を測って柱を刺す位置を決めたら、ダブルスコップで掘っていきます。こんなスコップ見たことあります?ざくっと地面に刺して、両側にあるスコップでぎゅっを土を掴んで掘っていきます。丸い穴を掘るのに便利。
一瞬で掘れたように写真は変わりましたが、ほんとは掘るのはとっても大変。掘れたら、柱を刺します。
刺した柱は地面に対して垂直かな??水平器を使って確認しまーす。水平器、初めて見たけど、超すごい道具。◯の中に空気を含んだ水が入っているのだけど、その空気の泡が枠の中に収まっていることで水平を確認するんですね。って言葉で言っても伝わらないですね。実際に使うと分かります!重力を上手に利用したシンプル発明!昔の人ってすごい!
柱を無事に3本刺したら、こんなふうに糸を渡して、その糸が水平になるかを確認。水平器がまたも活躍。
先を急ぎます。次は横に渡す竹をちょうどいい長さに切っていきます。この端の切り方も柱に沿ってピッタリきれいに切るシンプルな技術を教えてもらいました。切れたらインパクトドライバーで斜めに穴を開け、斜めに釘を刺します。始めの端は節のところから使いますよ。
横に渡す竹をすべて釘で止めたら、今度は縦。間隔を測って印を付けて、縦の竹を軽く地面に刺していきます。
お??完成までもう少し?
しかし!!ここで意外な難関が!シュロ縄で竹の交差したところを結ぶのがとっても難しい。
いぼ結びと言うそうなのですが、先生が何度も何度も何度も…やってみせてくれるのだけど、みんな超苦戦。何人かの方は長いこと試行錯誤してやっとこさ結ぶことができた人もいたけれど、私はこういう立体感覚を求められることが全くというほどできないので、完全に投げてこっそりぼーっとしてました💦
結ぶところはほとんど先生が結んでくれて、なんとか一日で完成(*^^*)
真竹の竹林で囲まれた家に住んでいたら、自分でも作ってみたいかも。ゆっくり自分のペースでやればそれっぽいのはできるかも。ところどころ少し難しいところはありましたが、自分でもできるかもという希望を持たせてくれるシンプル造園技術でした。
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