今日は、埼玉県花と緑の振興センターでの園芸ボランティア研修第9回でした。
今日は、ツバキの挿し木を学びました。
写真に白拍子と札がありますが、ツバキの品種の名前で、白拍子含む全部で4品種を挿し木のために枝を取りました。
剪定も兼ねて大きめに枝を切って、品種ごとに水を張ったバケツに入れます。切る枝は上の方が良いそうです。なぜなら上の方の枝のほうがより長く伸びているので。
剪定は難しいです。どこを切ってよいか分からない。徒長していたり、内側に入っていたりで不要な枝を切るのですが、どの枝が不要か、枝のどこで切るか、教えてもらってもいまいち分かりません。
で、切ってきた枝のうち、今年伸びた先の部分しか使えません。今年伸びた枝にしか根がつかないそうです。今年伸びた部分か去年伸びた部分かは枝の色で見分けるけれど、これがまた見極めが難しい。
挿す方の下の枝を写真のようにこんなふうに小刀で斜めに切ります。細胞分裂する形成層の部分をより広く出すためらしいです。また、葉は半分以上切ります。下で吸い上げる水以上に葉から水分が蒸散しないようにするためです。
全部このように処理したら水を入れたビーカーに入れて、30分ほどおいて水を吸い上げさせます。
枝の根元に、粉末の発根促進剤をちょっとつけます。
赤玉土にこんな風に挿しました。
木って、種から育てるよりこうして増やす方が親木と同じ性質の木ができるから、種子繁殖ってあまりやらないようです。
自分でもできそう。増やしたい木があったら、やってみようと思います。