バッグコンポストを初めてもうすぐ2年。
出来上がる堆肥の使い道がなく、だいたいは実家の庭のすみに捨てていたが、ここ半年は実家に運ぶのもおっくうでベランダで放置していた。
堆肥をバッグからダンボールに移してベランダに置いていた。そのダンボールも風と日光でボロボロ。倒壊寸前。
今回はこれをLFCコンポストさんの堆肥回収会で回収してもらうことにした。
しばらくぶりにダンボールを開けてみた。半年以上放置していたので、中でカブトムシの幼虫とかがウジャウジャしてたらどうしようとか思ったけれど、特に生き物はいなくてさらっとしたいい感じの堆肥だった。
このままでは運べないので、シャベルで麻袋に移そうとしたが、すくえる量が少なすぎるので風呂から手桶を持ってきた。…家族が怒るだろうから、使い終わったらよく洗ってそっと返しておこうと思う。
麻袋に詰め終わって、目的地の新宿駅へ向かう。完熟状態の堆肥は臭くはないのだが、それでもやっぱりなんとなく何かが臭うので、電車は一番空いている先頭車両へ。
新宿駅に着くと、いったい何キロあるのか分からないこの麻袋をサンタクロースのように担いで、会場の新宿マルイの裏辺りの雑居ビルにヨロヨロと歩いていった。
おお。ここか。
会場に着くと、LFCコンポストのスタッフさんが迎えてくれた。私が持ってきた堆肥を「いい堆肥ですねー」とめっちゃ褒めてくれて、ちょっと戸惑う。そ、そっか、これでいいのか。
ついでに日頃のちょっとした疑問も相談してみた。堆肥に関しての悩みといえば、とにかく使い道がない。
スタッフさんによると、畑に使ってみるといいかもしれません、とのこと。
畑にまくのももちろんいいし、畑の雑草とかを積んだものの中に堆肥を混ぜておくと、雑草の発酵の進みも早くなっていい感じの土ができるらしい。
ほ〜。そんな適当な使い方でいいのかあ。早速やってみようと思います。
おしゃれなカフェが並ぶ新宿駅の新南口を麻袋を担いで通り過ぎる私の姿は明らかに浮いていたと思うけれど、スタッフさんにはかわいい麻袋ですね〜と褒めてもらえて、色々教えてもらえて、行った甲斐がありました。