先週のことだった。
金曜日、午前中は大雨で非常に強い南風が吹いていたが、午後には雨がやみ、急速に天気は回復してきた。
午前中に出かけていた私は、午後家に帰り、仕事もないし、ゆっくり過ごそうと思ってまずは洗濯物を干そうと洗濯物を持ってベランダに出たところ。
雨上がりのじぶんちのベランダ見て呆然。
コンポストがぶちまけられていて、ベランダ一面に飛び散っているではないか。
我が家はLFCコンポストさんのバッグ型コンポストを使っている。しっかりチャックで閉められているのでこぼれたりしないのはもちろん、臭いもあまり出ない。都市型の良いコンポストだ。
問題は、バッグコンポストでコンポストができあがったあと。畑にまくなりすればよいのだけど、借りている市民農園はカボチャで挫折してから行ってないし(どんだけ放置)、ここ半年忙しかったし、もう少し置いといた方がより熟成されていいかなと、使い古しの段ボール箱に移し替えて、そのまま置いといたのである。
ちなみにカボチャの話はこちら。
で、そのコンポスト入り段ボール箱の置き方がよくなかった。底は風通し良くしたほうがよいと、土は入っているけれど何も植えていない鉢の上に置いていたのだ。そうすれば、段ボール箱の下は鉢の土までの空間が開くから。
不安定と言えばそうなのだけど、土みたいなものだし重さがあるからだいじょぶかなと思ったいたのだ。が。
強風に負けたのである。
段ボール箱は風で倒され、コンポストは中身はこぼれ落ち、こぼれ落ちたコンポストは風で流され、ベランダに降った雨水と混ざってグチャグチャになって、風に沿ってベランダの西向きに泥水になって流れたのである。
風はコンポストをベランダ中に飛ばし、コンポストの粒はベランダの壁に窓に、微に入り細に入り、べったりとくっついた。
ねえこれもうどうしたらいいのよ。ちなみに、生ゴミ由来ですので微妙な臭いが漂っています。
一軒家ならね、土があるところなら、水をジャーッとかけてブラシかなにかでゴシゴシして全部流しちゃえばいいのですが。
タワマンのベランダは水を流せるところがベランダの端っこにしかないし、そこも雨水を流すためのところだから土をたくさん流すとつまるから気軽には流せないのである。
なので、土をなるべく手で取りのぞいて、水を少しずつ流しながら、泥水をそっとそっと端っこの雨水の排水溝まで、ほぼ手で流していったのである。
結局午後いっぱい延々と片付けはかかった。
そして、一番肝を冷やしたのは、雨とコンポストが混じった泥水がベランダをつたい、隣の家まで流れていってしまっていたこと。
子どもに頼んで菓子折りを買ってきてもらい、ベランダ掃除が終わったあとで、お隣さんに謝りに行きました。ピンポンすると隣のおじさんが出てきて事情を話したら、おじさんはベランダを見に行き、「ああ、あんなの全然〜」と全然怒っていなかった。ほ。
そして、「それよりね…」と、私に玄関に飾っていた猫の写真を見せて、去年亡くなってしまった飼い猫がいなくなって悲しいという話をしていました。
というわけで、お隣トラブルは回避された。
しかし改めて、15階の強風はすごい。
やっぱり高層マンションで土を置くのは、私のような管理がズボラな人だと、いつかこういうことになる。
土いじりは地上でやろう!と決めた日。