ハチクの花が咲く

今日は、我が家から一番近い竹林の整備のお手伝いに行ってまいりました。

全国的にハチクに花が咲くというニュースがあったけれども、さいたま市のこのハチクの竹林も去年の秋くらいに花が咲き始めたようです。

なかなかの広い面積なので、全部がいっせいにという感じでもなく、写真の左半分は花が咲いて枯れてきてなんだか茶色だけれども、右はまだ青いんですよね。

ハチクの生態はまだ解明されていないことが多いようですが、ここの竹林もじっくり観察していくそうです。

こちら、咲き終わったハチクの花。枯れたように見える葉っぱのようなのが花です。稲みたいですよね。

これは、ハチクの赤ちゃん。花が咲くと、こういう笹みたいな子がピヨピヨ生えてくるのですが、これはたけのことは違うそうです。でもこの子は大きくなってもハチクにはならないのだそうです。

このピヨピヨがなんなのか、というのもよくわからないそうです。

竹林は枯れてしまうのか心配ですが、主催者の方が竹で炊いたご飯をふるまってくださいました。

炊きあがった竹ごはん。なたでパコーンを割ろうとしたら、固くてなかなか割れません。生竹なら簡単に真っ二つになるのに。火でいぶすと竹ってものすごく固くなると聞いたことはあったのですが、こんなに固くなるんだ!と驚きでした。

ワイルドでしょう?もちろん、すごくおいしかったです!

そしてこちらは個人的にとってもうれしかったこと。ずっとどれのことなのか知りたかった、野草のカキドオシ、教えてもらって初めて見ました。いっせいに生えてくる場所を教えてもらったのですが、時期的にまだ生え始めだそうで、まだ少なめでした。

左から、オニタビラコ、コオニタビラコ、タネツケバナ、ハコベラ、カキドオシ。オニタビラコ以外は食べられるそうです。

たくさん教えてもらいました!うれしい。これだけは絶対に忘れないようにしようと思います。

謎の粉をまいたら、緑の炎が出ているの図。この粉はなんなのでしょうねえ。

それにしても、火はいつまでもじっと見ていられます。心が落ち着きます。悩んでいたらとにかく火を見たら少し悩みが晴れるのではないか、と思うほど。

火が弱まっても、かき回して下の方を上に出すとまた炎が上がってきました。よーくかき混ぜて火種がなくなったら、焚き火の周囲から水をかけていきます。周りに囲うようにかけた水よりも外には火が広がらないようにするためだそうです。

竹のごはんを食べて、野草の名前も覚えられて、火をじっと見つめて、充実した日曜日の午後でした。

枯れても、また新しいハチクの竹林が復活してほしいな。

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