今日は、埼玉県花と緑の振興センターの園芸ボランティア養成研修の第2回でした。ちなみに第1回はこちら。
座学が超ためになった
座学は植物生理でした。
今まで植物について、地面に種を撒いたり、トレイみたいのに撒いたり、くぼみを作って撒いたり、バラバラと撒いたりして撒き方色々あったり、雄花と雌花があるものとか、花と言いつつ色のついた葉っぱだったり、植物によって本当に特徴が様々らしいぞっていうことは今までなんとなく知っていたけど、それらの特徴はなんの規則性もなく、ただただ覚えるものなのかなと思っていました。
しかし、今日の植物生理の講義で、植物の体の仕組みや働きを全般的に教えてもらいました。
好光性種子は小さい種子が多く、嫌光性種子は大きいものが多い。種まきのときは、種の袋の裏の説明をよーく読んだほうがよい。直まきする植物は移植が嫌いな植物で、育苗箱などにまくものは移植が大丈夫な植物。接ぎ木とは、同じ科、同じ属の形成層を追わせる作業である。花は生殖器である。植物の成長には、栄養生長と生殖生長があり、花や実がつかないのは栄養生長をしていて生殖生長に移らないから。植物は光合成をすることによって、自分でご飯を作ることができる。植物を育てるのに一番大切なことは、光合成をきちんとする環境を作ること。
などなど。
なるほど〜。種、花、実となんとなくバラバラに考えていたけれど、全てが植物の子孫を伝えていく一つの大きな流れなんだよな〜、と、考えてみれば当然のことを非常にわかりやすく教えてもらって、すごく納得しました。何より、今後自分で個別の植物を調べたりしたときに、覚えやすいし、自分で判断することも多少できるようになりそうでうれしい(*^^*)
先生にポインセチアのことを聞いた
授業では長日処理(日が長くなると花芽をつける植物にわざと光を当てる)と短日処理(日が短くなると花芽をつける植物をわざと暗くする)が出てきて、ポインセチアの話も出てきたので、先生に質問してみました。私が気になるのは、ポインセチアの短日処理じゃなくて、ポインセチアの剪定のこと。剪定のことは以前書きました。
ネットでヒットするのは、ポインセチアを剪定する場合は、根元から二節くらい残してバッサリ切る、というやり方。葉っぱも残らなくていいとか書いてある。例えばこんな感じ。
でも私はそんなにバッサリやる必要あるのかなーとなんだか疑問でできなかったのです。やらなくていいですか?と先生に聞いたら、いいみたい。
先生によると、ポインセチアはメキシコ生まれだから寒すぎにさせないで、夏はしっかり日に当ててあげれば、売っているのとは全然違う見た目になるけど、別に剪定しないでそのままでも大丈夫とのこと。もとは低木だし、ポインセチアって切ると白い樹液が他の葉っぱについて嫌なのよね〜といったことをおっしゃって、
私も全く同じこと考えていて、先生と考えが同じだなんて、すごくない!?と内心誇らしかったです。
迷ったときは原産地の気候を考える、という原則に立てば自ずとそうなるのかも!
今日の研修で一番うれしかった答えでした。