オンラインイベントのお知らせです!
気候変動を肌で感じる今
地球温暖化、気候変動、これらの言葉を聞くようになってどれくらい経つでしょうか。地球環境が変容する要因は諸諸あれど、暑い日が多いな、子供の頃に比べて夏、暑いな…などと感じること、多いのではないかと思います。去年の夏も暑かった…。
気候変動を肌身に感じる、ネイチャーポジティブが叫ばれる現代、私達はどう生きていけばよいのか。
今回のイベントでは、今後の地球環境の鍵をにぎる重要な場所についてお話したいと思います。
それは、湿地。
実は、湿地は二酸化炭素固定や生物多様性など様々な環境上の役割を担う非常に重要な場所なのです。
しかし、日本の国土として、世界として非常に重要な湿地が、今危機に瀕している。
今回のイベントでは、湿地の最前線で保全活動や普及啓発活動を行う専門家から、今日本の湿地はどのように危機的状況にあるのか、開発などにより湿地が消失すると地球や私達にどのような影響があるのか、私達にできることはあるのか、などを最新情報を交えて聞いていきたいと思います。
生物多様性の宝庫、日本の湿地は今どうなっているのか
【身近な生き物との付き合いが地球温暖化を止める⁉〜湿地や海辺から〜】
・日 時 4月12日(金)
・時 間 午後8時〜午後9時30分
・話し手 鈴木玲(地域連携による湿地・自然再生の活動家/植物利活用の愛好家)
・開催方法 オンライン
・参加費 1000円
・申 込 記事下の申込フォームから
・締め切り 4月12日午後7時まで
・お申し込みいただきましたら、前日までにzoomリンクをお送りいたします。
・見逃しアーカイブ配信あります
(視聴期間はリンクの送信後14日間とさせていただきます)
湿地というとどんなイメージがありますか?私は関東の人間なので、やっぱり尾瀬を思い出します。でも、そういう有名な湿地だけが重要ではないのです。
冷涼な気候の北海道は多くの湿原を有するところ。そんな北海道も、明治以降の過酷な開発により特に中心都市のある道央はほとんどの湿地が消失しました。イベントでは、この100年間で99.9%が消失した石狩川流域大湿原のかろうじてわずかに残っている湿地の調査・保全活動を行っているあきらさんからお話を聞きたいと思います。
☆お話の内容
・自然環境や湿地は、どうして大切?
◯温暖化防止機能
◯炭素の固定の役割
◯水質浄化
◯湿地は災害を減らしてくれる
◯湿地の生物多様性
◯文化・祭祀
◯美味しい食
◯精神の安定/レクリエーション
・自然環境や湿地は壊れ続けているよ!
・どうやって守る?~海辺や湿地の自然を守る活動の紹介〜
・皆で守ろう!~仲間を増やすためにやっていること〜
・なにかできることを!~湿地の愉快な仲間たちを守ろう〜
・質問コーナー〜湿地について、自然について、環境保全について、なんでもどうぞ〜
自然環境のお医者さんは、湿地再生の活動家でもあるのだ。
お話してくれる鈴木玲さんは、地域連携による湿地・自然再生の活動家/植物利活用の愛好家。
釧路市出身、大学の農学部林学科砂防研究室を卒業後、種苗会社で緑化・造園・屋上緑化・自然復元などの事業に28年間携わった後に退職。
退職後は、身近な自然が楽しく面白く美味しくって大切だってことを多くの人に伝えて自然も人も元気にするために、住宅地の自然の楽しさを地域の子どもたちに伝える活動や、東日本大震災の被災地で復興の過程で壊される海浜の自然環境を取り戻す活動、そして、前述の石狩川流域の湿地の保全活動など様々な活動をされています。
自然のことに興味のない人にも自然環境保全の大切さを伝え、興味を持ってもらうために、環境分野だけにとどまらず、福祉・療育や医療分野の人とも連携し自然環境保全を協働で行う「環福連携」にも取り組んでいるという、多彩な活動家です。
鈴木玲 地域連携による湿地・自然再生の活動家/植物利活用の愛好家
自然再生という専門の分野に収まりきらない、直感に従って時に奇想天外なアイデアを実行する環境活動家であり、社会活動家。人と人をつなげ、地域の市民が楽しく続けられる環境保全活動をたくさん立ち上げてきました。
常に現場で活動してきた専門家が、自然環境破壊の今を伝える
あきらさんは、自然再生の高い専門性を持ちながら、常に環境保全の現場で地域の人と協力しながら、様々な分野の専門家を巻き込んで、誰にも見つけられずに破壊の危機にひんしている動植物や環境の保全のために邁進しています。それが、石狩川流域の残存湿地であり、東日本大震災後に再建された巨大な防潮堤のために環境を失いつつある海辺の植物。
そんな現場の専門家が現状を教えてくれる、貴重な機会です。
森林も大事だけど消えゆく湿地も大切!どうして湿地を守らないといけないのか⁉
ぜひ共に学びましょう(*^^*)