黒い体に黄色い斑点を二列並べて、お尻にアンテナ。
彼らが5匹くらいで束になって、市民農園の私の区画の里芋の葉っぱを食い荒らしております。
2週間ほど前に来たときはこんなヒトががっついておりました。
今日はこの黒い新幹線みたいなやつ。
…もう、ほっとくことにしました。好きなだけ食べろ。
以前に虫を撲殺した私に、農業の達人のお友達はこう教えてくれました。
「幼虫は弱っている葉っぱを食べるけれど、元気な葉っぱは食べない、そして幼虫たちは葉物を全滅させない。よく観察してみると、たくさんのことが見えてくるよ。」
黒い新幹線をじっと見つめながら、この言葉がお母さんのような優しい声で私の心の中に響いていました。(ちなみにお友達は男性です。じゃあせめてお父さんとか言えよ私。)
そうかもしれない。確かにこの里芋は弱っているのかも。
同じく里芋の別の葉っぱはこんなにスッカスカ。よく見ると1センチにも満たない小さなアオムシがびっしりくっついてモジョモジョしていた。
そのままでは大きすぎて土に還れない物を分解しにやってくる。バランスをもたらす者たち。
黒い新幹線。ザ・イモムシの見た目。君たちが好きじゃない元気な野菜を、次は作りたいものだ。
さて、小さな市民農園の区画を完全に占拠したカボチャ。15平方メートルを葉っぱで埋め尽くしているわりに、やっと実をつけそうなやつがたったの3個。
なんでもいいから早く実ってくれ〜。畑を葉っぱで埋め尽くされて、本当に何もできない…。
適当に植えときゃいいってもんじゃないと身にしみて感じる、家庭菜園6ヶ月目。